No3. パンデミックと経済縮小

景気後退が始まったけれど・・・

新型コロナウイルスのパンデミックにより世界的なリセッション(景気後退)が起きそうな状況です。そのことに関して、ネットでもマスコミでも大きな危機であると訴えています。金融市場は大荒れで、株式市場・債券相場は大幅下落。いわく「コロナ大恐慌が始まる・・・」

景気後退は危機か?

景気後退は、現代社会に大きな打撃をもたらすことは必至ですが、これを経済縮小のきっかけにできればいいと考えます。きっかけとするのが難しいならば、せめて経済縮小の予行演習にできればいいと考えます。現代文明は(GDPの増加で定義される)経済成長しなければ危機に瀕するようなシステムに作り上げてしまったのです。このシステムは有限の地球上では必ず崩壊するシステムなのです。経済成長路線を維持する方策を練るのではなく、世界のGDPがずっと落ち込んで経済成長が無くても人々が苦しまずに生活できる社会に移行するのです。余裕のある定常経済に移行すべきなのです。

成長の限界に達した現代文明

成長の限界に達しつつある現代社会では景気を成長戦略で回復させるという旧態依然とした方法はもう通じないのです。一時的に無理に成長回復は出来るにしても、また直ぐに崩れるのです。つまり、パンデミックの景気後退を乗り越えて、今まで通りの経済成長に転じても、更に別な景気後退が起こるのは必至です。積み上げた山が非常に高くなって、崩れ落ちた時のカタストロフィーが更に深刻になるのです。今回のパンデミック回避政策より深刻な、景気後退が制御不可能になる時がくるのです。今回のパンデミックの景気後退を一つの大きな機会として、経済成長の階段を下りる練習をして、その際どんな問題があるかを検討すべきだと考えます。勿論、成長の限界に伴うカタストロフィーは待った無しの避けられないところまで来ていますから、理想的にはこれを機に、経済回復はせずに、このまま脱成長に切り替えることが理想だと考えますが、残念ながら、そのコンセンサスは得られないでしょう。

これを機に・・・

新型コロナウイルスによるパンデミックは深刻な状況です。「災い転じて福となす」とは言いませんが、コロナウイルスパンデミックを機に、経済縮小社会への移行を真剣に考え、出来ればスタートを切るべきだと考えます

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