No1. 21世紀に文明崩壊する理由

シャーレの中のバクテリア

シャーレの中で、その大きさに比して十分に少ない個体数のバクテリアを培養すると、はじめバクテリアは時間の指数関数的に増えていきます。しかし生物が指数関数的に増えるのは、増える空間が無限に広がっていてなおかつ食料も十分にある場合です。

実際にはシャーレは有限な空間で、食料も有限ですから、バクテリアはロジスティック関数(増加に伴い増加率が減っていく関数・・・はじめは指数関数的であるけれど次第に増加率が減って最後に定常状態に帰する関数でグラフはS字型の曲線を描く。)的に増加します。ロジスティック関数との違いは、次第に食料が無くなるので、増加率が止まったバクテリアは、定常状態を保つのではなく次には減少に転ずるのです。そしてその減少の状況は、突然にカタストロフィー的に大量激減に向かうのです。

超指数関数的破局

経済や人口が指数関数的に増えてきたのは有史以来の事ですが、産業革命などが始まる頃までの増加率は、それ以降と比べれば非常に緩やかで、定常状態に近かったといえるでしょう。(産業革命以前の増加率が続いたならば、21世紀は崩壊の世紀にはなりません。)産業革命以後は増加率が急に増えて超指数関数的に増えてきました。

長期スパン・・・(10000~1000年位前から)の人口・経済の増加のグラフを見れば、ここ100~300年の増加率は異様に高くなり、カタストロフィーの前兆を感じずにはおれません。

世界四季報 より

科学技術は勝利していない

その原因は、一般に農業技術や医療技術:科学技術の進歩・勝利・・・と言われてきましたが、決して人類の存在(し得る)空間が増えたわけではありません。地球の大きさ・資源の量に変わりはありません。パンドラの箱ともいえる地下資源を掘って使ったり、地上の再生可能資源を再生不可能な勢いで使い始めたことに起因します。つまり、ドーピングのように持続はしません。成長の限界を超えてしまっているのです。そして、ついに経済・人口の増加率が鈍ってきたのが20世紀後半からで、21世紀には崩壊が始まるでしょう。(既に20世紀後半からその兆候は沢山見られます。)

高くすればするほど早く大きく崩れるバベルの塔

有限の地球でいつまでも成長を続けられる筈がありません。バベルの塔は高く積み上げれば積み上げるほど、崩壊までの時間は縮まり、崩壊の衝撃は大きくなるのです。カタストロフィーによる崩壊は、始まったら直ぐに大きくなり制御不可能となります。バベルの塔は崩れ始めたら一挙に崩壊するのです。

3.11東日本大震災

本日は3月11日です。東北に住む私は、3.11東日本大震災=原発震災 が今までに経験した最も大きなカタストロフィーに近い災害と言えます。しかし、21世紀の文明崩壊によるカタストロフィーは遥かに深刻なものになると予測してしまいます。この予測が外れることを願わずにはおれません。その為の方策を訴えることもこのサイトの大きな主題です。

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